福島県北地区障がい福祉連絡協議会
福島県北地区の障がい児者の意向を福祉行政に反映させることを目指して
   定例会報告書


第202回 福島県北地区障がい福祉連絡協議会定例会報告書

【日   時】 2025 年3 月27 日(木) 10 時00 分~11 時50 分

【場   所】
 ZOOM 会議

【参 加 者】

新おおぞらの夢:岡崎 もちずりワーク:千葉 大萱荘:渡部 きらら:黒田 つばさ福祉会:古川 父の夢:国分 ぽけっと:吉田 HANA:鈴木 福島市手をつなぐ親の会:佐藤 ボネール:谷野 なのはなの家:佐野 静心園:野地 ワークショップろんど:丸子 大生信夫の里:木戸

【報告事項】

① 会員数:53 変更なし
② 第19次アンケートについて
・行政、事業所まとめ終わったのでメールにてお知らせします。個人分はもう少し時間を下さい。
③ 協議事項の追加あり。
・移動支援について

【協   議】


① 7 年度からのホームページ運営について
・管理をろんど丸子さんにお願いする。
・アドレスが変更になるが、ホームページの名称は変わらない。
・事業所名をクリックすると、その事業所のホームページにリンクする。
ホームページがない事業所においては、今後ホームページができた時にアドレスのお知らせを受けた段階で順次対応する。
・アンケート報告も従来通り掲載する。
・管理料、ドメイン取得料で2 万円。従来よりも倍となるが構わないか? → 承認済
予算計上する。

② 役員改選
・けやきの村:舟山さん、ストロークハウス:正木さん。諸事情により役員を降りたい連絡あり。
・令和5 年度の改選時、当初会長は精神の事業所の担当であったが、諸事情により知的(大生)で受
けた経緯あり。今回は、精神の事業所にお願いできないか?
・障がい種別で順番に担当することで、いろいろな意見を集めやすく情報も入りやすい。役を経験す
ることで得られる学びも多い。(古川)
・精神の事業所として半年前からHANA:鈴木さんに加わってもらった。経験、学びとして会長職の相
談をした(丸子)
3 月よりHANA の所長になったこともあり自分的に余裕がなく、会長職は荷が重い。(鈴木)
まだ時間あるのでぜひ前向きにご検討願いたい。(木戸)
・監事については、木戸が打診する。声がかかったらご協力お願いします。(木戸)
・副会長は、アンケート準備の際に今回もGoogle フォームでのお手伝いをお願いしたい点から、ぜひ佐野さんに残っていただきたいがどうか? → 大丈夫です(佐野)

③ 移動支援に対する福島市からの通達について(親の会:佐藤)
・福島市からの通達をうけ、移動支援を取りやめる事業所がでてきて、サービスを使っている立場の方々が大変困っている。(事業所おはよう が移動支援をやめた)各所の様子を聞きたい。
・ぽけっと(吉田)
まめさんを利用している方が、今回のことで通所できなくなった人がおり、職員送迎で対応中。車いす利用者の中には通所できなくなった人が2 名おり、大変困っている。
・親の会(佐藤)
通所先で送迎をすると職員不足にもなる。4 月に障がい福祉課の課長、係長が異動となるので、4 月1 日以降、新しい人事となった時点で親の会として相談にいくことにしている。実態を把握するとともに、障連協としても声をあげていく必要があると思う。
・きらら(黒田)
親の会佐藤さんへ私の方からお話をした経緯がある。私も送迎先のドライバーから「今度移動支援をやめるので」と唐突に聞いた。また、移動支援事業所より個別にアクションがあった話も聞いている。ぽけっとさんの「通えなくなった人がいる」という話のとおり支障がでている。障連協として声を上げていく必要があると感じている。
・新おおぞらの夢(岡崎)
移動支援ガイドライン(H22 年度)では、「事業所への送迎は対象外」とある。3 カ月程度の臨時的利用については例外もあるが、年間を通じての利用はできない。今までグレーだったものが、今回の通知により「できない」とはっきり示された形ではないか。
 資料添付する参照ください
・父の夢(国分)
通学、通所、長期(通年)利用は対象外。これは以前から変わらない。事業所から自宅への送迎の途中に、買い物や余暇などワンクッション入れることも対象外。このことについても通達で周知、確認された形だと思う。父の夢利用の1 人についても移動支援利用者がいたが、通知をうけ家族に説明し、4 月より送迎は家族対応となった。日中一時、レスパイト事業等の利用なども提案した。
・ボネール(谷野)
ミモザ利用者。福島市内のグループホーム体験中。移動支援が使えずミモザの職員が送迎している。伊達市の生活支援部会では、「グループホーム体験時の送迎を通所職員が送迎するケースはない」とのこと。伊達市はグループホームが少なく、福島市での体験となったが、地域をまたいでの送迎は大変である。今までとおり通所したい、通勤したい、親係とならず自立したいという思いがあるのに、このままでは自立に向かえない。よりより体制になることを望みます。
・新おおぞらの夢(岡崎)
移動支援は「地域生活支援事業」であり地域によって対応が異なる。京都では普通に事業所送迎をやっており、神奈川では自治体規模(予算的規模)に応じ対応している所もある。福島市は予算的に難しいのか。自分で移動する、移動できる・・・そこに対する支援ができるようにならないのは制度的問題
なのか。福島市には頑張ってもらいたい。
・障連協会員の中で移動支援事業をやっている3 事業所(IL センター福島・まめ・ハートフルステーション)に現在の対応について聞いてみます。回答いただいたらお知らせします(木戸)
・手をつなぐ親の会(佐藤)
途中で買い物をしたりする使い方をしている人がいるため、改めて通達した形なのか。
・静心園(野地)
静心園では送迎加算を取得しながら送迎している。
● 後日いただいたIL センター福島、まめからの回答を添付します。ご参照ください。

【情報共有】

〇新おおぞらの夢(岡崎)
・ニコの夢では利用者さんへボーナス支給した。約60 名。金額は最高額で2 万円。新おおぞら、おおぞらでは千円~2 千円支給した。
・今週土曜日は、家族会を5 年ぶりに再開する。60 名中22 名の保護者さんが参加予定で日帰り
旅行を行う。利用者さんの健康を第一に感染対策を取りながら行いたい。
〇もちずりワーク(千葉)
・感染症の感染者なし。
・市民センター カフェあんさんぶるのプレオープンに利用者さんと行き、アイスを食べてきた。
販売会にも参加し野菜販売を実施。ブースが狭い印象。販売ブースに限定せず、広いスペースを活用した販売ができればもっと集客が望めるのではないか。
・移動支援について
5 年くらい前には移動支援を利用し通所していた方がいたが、現在は自前で対応。
・福島駅西口に集合してもらっての送迎も今後辞める。保護者が高齢になってきたこともあり、西口までの送迎が家族負担となっている現状があるため。今後はコースを増やし4 月1 日より、個別送迎に切り替える。送迎がないと通えない、通い慣れた事業所に通いたいとの希望多いことを踏まえ決断した。
・避難訓練実施。BCP 活用。通所とグループホーム合同でリアルな訓練ができた。
・年度末なので、利用者さんへボーナス支給する。
・猪苗代方面へ春旅行を予定。
〇大萱荘(渡部
・男性19 人、女性6 人、通所1 人、職員7 人の感染者あり。ようやく落ち着いた。
潜伏機関も長く、落ち着いたと思ったら再度広がるなど対応に時間を要した。
〇きらら(黒田)
・2 月に2 件、3 月に2 件と感染者でたが営業を止めることはなかった。感染ルートは不明。
体力的に弱い利用者さんが多いため、用心してお休みする方もおり稼働は低下している。行事については予定を変更するなどして対応している。花見も考えている。
・今春より大萱荘異動となる。後任は樋口さん(清心荘より)となる。
〇つばさ福祉会(古川)
・全国社会福祉法人経営者協議会(3 月ビッグパレット)情報。
令和6 年度補正予算にて、介護福祉職員への処遇改善が行われる。金額としては54,000 円位。介護福祉職員の人件費が全産業と比べ、5 年度69,000 円/月(年額828,000 円)、6 年度は、83,000 円/月(年額996,000 円)給与格差が生じている。社会福祉法人自体の運営も厳しい状況にあり、43.8%が赤字。このままでは2.3 年後に閉鎖する法人も出てくるかもしれない。国は、社福の連携を事業展開させようとしており、社福同士で協力しあう「連携法人」をすすめていく方針。協力しあい職員を雇用、配置するなど多機能化するかもしれない。コロナの影響により稼働の低下や、居宅介護事業所の閉鎖などで、法人同士が合併したり、再編成される可能性もある。法人としての基盤をしっかりする必要がある。過重労働、送迎負担等により職員が退職しては困る。職員も利用者も気持ちよく社会生活を送れるよう、国、県、市町村へアプローチしていく必要がある。
〇父の夢(国分)
・感染者1 名いたが拡大なし。
・年度末のため、利用者さんへボーナス支給した。1,000 円/人。
・利用者さんと1 年間お疲れ様会を実施。班ごとにケーキを食べた。また、新年度に向け、一人一人に「どんな作業がやりたいか」を聞き取り、班編成、職員配置をする準備中。
・食材費高騰により、給食費の自己負担増を決定した。主食である米が高騰したことも要因。300 円負担→320 円負担に変更。
〇ぽけっと(吉田)
・感染者なし。
・販売会 3/13 市役所・3/25 瀬上クリニック
・3/21 市民センター見学。カフェあんさんぶる利用してきた。狭い印象あり。販売ブースを固定
せずもう少し目立つ工夫をしてほしい。
・コラッセふくしまにてエコクラフト展示会とワークショップを予定している。羊毛フェルトのブローチやこいのぼりプレートを予定。コラッセより「1 時間以内で制作できるものを」との要請あり、ある程度をぽけっとで事前に作っていく。当日は通常よりも安い材料費で参加できるので、ぜひお立ち寄りください。
〇HANA(鈴木)

・インフル1 名いたが感染拡大なし。
・3/13 地震からの火災を想定した避難訓練実施。緊急地震速報、火災警報器を鳴らし、緊張感のある訓練となった。
・チャリティーコンサート実施(音楽堂)
ピアサポーター発表、東高ダンス部発表、管弦楽、シンガーソングライターの歌など。
・霊山、カフェあんさんぶるなどで販売会実施。今後お花見も予定している。
・3 月1 日より所長となった。今後ともよろしくお願いします。
〇福島市手をつなぐ親の会(佐藤)
・3/10 理事会開催。先日の防災研修資料を理事に配布し、改めて防災に対する意識を高めた。保健センター調理室での開催だったので、災害時の食事作りも合わせて行った。ハイゼックスにてお米を炊き、アイラップ袋を利用しホットケーキミックス+水で蒸しパンも作った。
・移動支援については、本日の話をもとに行政とどう話をするか検討していく。
・5/12 総会(アオウゼ)
・現在、各事業所それぞれ特色(入浴、送迎、給食等)があり多様化しているので、新規利用者は事業所を選びやすくなった。一人ひとりニーズが異なり、自分で選びやすくなった。ネット等で情報を得られ易くもなってきたと感じている。
〇ボネール(谷野)

・利用者家族の罹患あったが拡大なし。
・3/14 自由活動日。ホットケーキ作り。
・だて支援学校新卒者1 名、利用開始している。バス利用して通所。バス内で携帯に夢中になり、乗り過ごす事案発生。親が迎えに行った。
・A 型へステップアップした方が1 名いる。体験後チャレンジしたいと本人希望あり今後坦会経て正式利用となる。
・自事業所カフェ・・・食材費高騰により値上げに踏み切る。200~300 円の増を予定。
・現在、福島市のグループホーム体験者について。今後福島市の生活介護も体験予定(現状実施
している送迎対応が難しいため)
・3/18 ミモザで初の火災発生想定した避難訓練実施した。
・3/18 大鳥温泉へいく予定。
〇なのはなの家(佐野)
・3/7 地震想定した避難訓練実施。研修で習った新聞紙スリッパをみんなで作った。
・3/19 レクリエーション実施。クイズ・輪投げ・やきそばなどで楽しんだ。
・利用者さん用のラインアカウントを作った。利用者さん本人、また家族との連絡がスムーズになった。今まで利用者さん個々のやり取りであったので、職員の負担軽減、ペーパーレスにもなっている。
・4/7 花見(郵便局本局となりの公園へ)予定。
・市民センター販売会参加。販売ブースの問題ある。
・4 月からの班ごとの担当者を決めていく予定。
〇静心園(野地)
・感染症なし。
・避難訓練実施。図上訓練を行った。平面図を拡大(1m×1.5m)し、40 名の利用者をモデル化し、「どう誘導するか」「防火シャッターはどうするか?」など通常の動き確認だけでなく、いろいろなことが細かく想定できる訓練となった。今後年一回取り入れていきたい。
・花見予定。家族、地域の方にも声掛けした。感染対策とりつつ実施したい。
〇ワークショップろんど(丸子)
・3/8 チャリティーイベント開催。事業所から2 名が体験発表行った。
・3 月最後のレク活動についてアンケート実施予定。毎回食べ放題のリクエストが多く、同じ店になっている。今回は4 店舗を選び分散化(うまか亭・ゆず庵・まねきねこ・フルーツピークス)参加数32 名の予定。終了後感想を募り次年度の参考にする。
・利用者さん家族を集め今年度の活動報告会を行う。(アオウゼにて)
減免申請をすれば場所代は無料。音漏れもしないので使い易い。49 名が参加。次年度の変更点
等について説明する。
・物価高騰による給食費値上げする。200 円→300 円。工賃からの天引きなので、今までよりも天引き額が2,000 円増。工賃額があまり手元に残らない形になってしまうが、米が高騰している状況も踏まえ了解してもらえるよう説明する。
・送迎サービス開始した。家族負担軽減になるも職員負担は増。サービス向上のため職員には理解を求めている。一方で、ガソリン代支出が増。送迎加算を取得してもマイナスとなっている。利用者さん、家族の高齢化により送迎に対するニーズはある。送迎があることで雨風ある時にも通所してもらえる。先日の強風による飯坂線ストップ時も送迎対応実施した。障連協からの情報を得ていきながら、事業運営していきたい。
〇大生信夫の里(木戸)
・感染症なし。
・就労(トマト)昨年発生の黄化葉巻病の影響で苗枯れ多く、収穫量及び販売量減。工賃向上の面からもギリギリまで収穫販売実施したい。
・支援学校卒業生2 名入った。生活介護1 名・就労1 名。放課後デイ卒業4 名。
・3/24 避難訓練実施。
・4/1~ 育児介護休業法改正。 小さいお子さんをお持ちの職員、育休明け時短勤務者もいるので、改正点を丁寧に説明し、就業規則変更等の提出も速やかに行いたい。

〇3/12 令和6 年度県北障害者就業・生活支援センター運営連絡会 に木戸が参加。
・障がい福祉課担当者(福島市・伊達市・二本松市)、支援学校5 校進路担当者、ハローワーク、福島障害者職業センター、福島県県北保健福祉事務所、福島県保健福祉部障がい福祉課担当者出席。
・福島市障がい福祉課(三川さん)
精神障がい者手帳取得者増。B 型利用者→一般就労行く力あるもステップアップできない人がいる。就業生活支援センターと連絡していきたい。
・二本松障がい福祉課(佐藤さん)
A 型事業所できた。精神手帳取得者増。4 月、あだち支援学校開校。放デイ含め、サービス事業所増えていくのでは?→事業所の質の問題大きい。福祉サービス事業所の質向上に期待します。
・伊達市障がい福祉課(二階堂さん)
精神手帳取得者増。B 型事業所のべ利用者数の伸び。月12 人増。B 型が一機に増えた印象。福島市の総量規制の影響、支援学校開校の影響大きい。支援学校と連携し、A 型、B 型事業所の見学をしていきたい。
・ハローワーク担当者
障がい者雇用について、積極的に進めてほしい。
・県障がい福祉課(宇都宮さん)
運営指導強化していく。令和7 年度より「選択支援」開始。説明会(ZOOM)に300 名参加した。移行支援事業所がメインになると思うが、活性化に期待する。

以上

次回:4月24 日(木)10:0012:00 ZOOM
記録:大生信夫の里 木戸(木戸)
福島県北地区障がい福祉連絡協議会  事務局
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(NPO法人福島・伊達精神障害福祉会 就労継続支援B型 HANA 鈴木 真理)
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